廃盤キットは「状態が読めない」という不安がつきまといます。箱が焼けていても中身は問題ないことが多いですが、デカールの劣化やランナーの変色は実際に起こります。Classic Spacecraftでは仕入れ時に田中 誠一つ一つ確認していますが、この記事では購入者自身が状態を判断するためのポイントをまとめます。

箱の状態と中身の関係 ¶
箱が黄ばんでいても、内部がビニール袋で密封されていれば、パーツの状態は良好なことがほとんどです。問題になるのは、箱が湿気を吸って変形している場合。この場合、内部のランナーも湿気を帯びている可能性があり、接着剤の効きが悪くなることがあります。購入前に箱の底面を触って、柔らかくなっていないか確認してください。
デカールの劣化を見分ける方法 ¶
デカールは経年でフィルムが縮み、端が丸まってくることがあります。袋から出さなくても、透明フィルムの端が台紙から浮いていれば劣化のサインです。劣化したデカールは水に浸すと崩れることがあります。対策として、マークソフターを使うか、社外品のデカールに差し替える方法があります。
ランナーの変色は問題か ¶
白いランナーが黄ばんでいる場合、成形色が変わっているだけで、プラスチック自体の強度は落ちていないことが多いです。ただし、全体を塗装する場合は問題ありませんが、成形色を活かす場合は注意が必要です。黄ばみが気になる場合は、過酸化水素水を使った「レトロブライト」処理で改善できることがあります。
長期保管のコツ ¶
購入後すぐに組まない場合は、ジップロックに乾燥剤と一緒に入れて保管します。特にデカールは湿気に弱いので、デカールシートだけ別の袋に入れておくと安心です。保管場所は直射日光を避け、温度変化が少ない場所が理想です。押し入れの奥より、室温が安定している棚の方が向いています。
Classic Spacecraftの廃盤品の状態表示について ¶
当店では廃盤品の商品ページに、箱・ランナー・デカール・説明書の状態を個別に記載しています。「箱:経年焼けあり、ランナー:未使用、デカール:端部に軽い浮きあり」のように具体的に書いています。写真も複数枚掲載しているので、購入前に状態を確認してください。不明な点はメールでお気軽にどうぞ。
廃盤キットは「状態が読めない」から敬遠されがちですが、正しく確認すれば現行品と変わらない完成品が作れます。気になる商品があれば、私たちのこだわりのページも読んでみてください。